Sunday 2 September 2012

小水力発電設備:たざわこ芸術村で公開 用水路に試験用、発電効率改良へ /秋田

 仙北平野で農業用水路を活用した小水力発電を目指す「奥羽山系仙北平野水資源調査研究会」(会長=門脇光浩・仙北市長)は31日、同市田沢湖卒田のたざわこ芸術村で、試験用の小水力発電設備を公開した=写真。

 発電機は敷地内を流れる用水路に設置。秋田市土崎港西3のメーカー「東北小水力発電」が製作した。定格出力は5キロワットあるが、流量が少ないため実際 の発電量は1キロワット程度と見込まれている。用水路内の段差を利用し、水流でプロペラを水平に回転させ発電する仕組み。今後は滞留物の影響などを調べ、 発電効率が高まるよう改良していくという。
 東日本大震災を受け、地域でエネルギーを生み出そうと、小水力発電の可能性を模索していた、たざわこ芸術村・わらび座の長瀬一男さん(58)が呼びかけ、今年1月に同研究会が発足した。
 長瀬さんは「設置まで3年以上かかると思っていたが、1年で実現した。発電効率の向上を目指すとともに、ほかの場所にも同じような設備が多数設置されるようにしていきたい」と意気込みを語った。【仲田力行】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000132-mailo-l05

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