飯舘村：新までいな村計画 民間２社と協定 ／福島

　帰村への第１段階として、再生可能エネルギーを中心とした新たなコミュニティー「新までいな村」の建設計画を進める飯舘村は、３１日、協力者として東芝 （東京都港区）、毎日新聞社子会社のスマートコミュニケーションズ（同千代田区）の民間２社と協定書を交わした。菅野典雄村長は「村にとって希望の光。民 間ならではのアイデアを生かしたい」と期待を寄せた。
　「新までいな村」は村西部の放射線量の低い場所と村外に、災害公営（復興）住宅を中心とした新たなコミュニティーを作る計画。そのうち村内のものは、バ イオマスや太陽光発電など再生可能エネルギーを作り出す施設を集積し、産業振興や雇用確保につなげる「スマートコミュニティー」化を目指している。

　協定を結んだ２社は、この計画で技術、運営面などから協力をする。村は計画推進のための「新までいな村構想推進準備委員会」を今月中に発足させ、実現に向けて動き出し、２社も委員に参加する。【泉谷由梨子】

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