ガス託送料金の審査方針、比較査定方式を原則に

総合資源エネルギー調査会（経済産業相の諮問機関）のガスシステム改革小委員会（委員長＝山内弘隆・一橋大学大学院教授）は１５日の会合で、ガスの託送料 金の審査方針を示す見通しだ。
託送料金審査では、ヤードスティック方式を原則とする見込み。電力会社は個別査定で厳しい審査を強いられたが、ガスは審査対 象事業者が多いため、行政当局の負担軽減に軸を置いたとみられる。都市ガス小売り全面自由化の実施時期も、２０１７年４月１日とすることを正式に決める方 針だ。
ガスの託送料金審査では、導管の法的分離を行う東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの大手３社も含めてヤードスティック方式で査定する。個別の査定は租税課金な ど一部に限定。委託作業費など大部分の費目は、経営形態や供給構造、地域性などで事業者をグループに分けて比較査定する。（３面）

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20151214_04.html