当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。
この度、本年度第2回目(通算第105回目)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
http://www.nef.or.jp/topics/20150810.html
この度、本年度第2回目(通算第105回目)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
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研修概要 | |
主テーマ:水力発電の技術動向 開催日:平成27年10月15日(木)~平成27年10月16日(金) |
日 | 時間 | テーマ | 主な内容 |
15 日 |
10:25~ |
開 会 (一財)新エネルギー財団 |
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10:35 ~ 11:55 |
低落差、小流量に適した らせん水車の開発と適用について ~小鷹水力発電所新設工事~
株式会社 工営エナジー
専務取締役 福 田 真 三 |
低落差、小流量に適したらせ
ん水車を導入した小鷹水力発電所が本年(平成27年)6月9日に運転を開始した。最大出力は僅か30kWであるが、我が国ではらせん水車として最大の規模
である。今回の導入は、全国に多数点在する低落差・小水量での水力開発の先駆けとなるものとし、研究開発として取り組んだものである。 らせん水車導入の経緯、適用状況並びに新規に取得した水利権について、取得の手順・ポイントを紹介する。 |
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13:20 ~ 14:45 |
既設渓流取水設備の未利用エネルギー を活用した小水力発電所の建設について ~ユコマンベツ発電所~
北海道電力株式会社
土木部 土木センター 副長 山 上 光 憲 静内水力センター 発電課 総括主任 藤 谷 博 史 |
北海道電力(株)ユコマンベ
ツ発電所は、既設江卸発電所の渓流取水設備であるユコマンベツ支水路の一部を改良して新設したもので、取水量1.3m³/s、有効落差66.1m、最大出
力710kWの小規模な発電所である。本発電所開発の特徴は、既設設備を最大限有効活用して新設した点にあり、水槽・水圧管路・発電所を新設し、他は既設
設備を再利用している。 新設工事の概要並びに今回開発した発電所監視・制御・保護システムと6.6kVキュービクルを一体化した小水力発電用制御一体キュービクルについて紹介する。 |
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15:00 ~ 16:25 |
中小水力発電所に適した 水車・発電機の技術動向と適用事例について
株式会社JSE 代表取締役
三峰川電力株式会社 特別顧問 稲 垣 守 人 |
近年、河川維持放流や農工業用水・上下水道等を利活用したマイクロ発電の開発が進む一方で、経年中小水力発電のリニューアル化も増加傾向にあり、数十kW~数万kW規模の水力発電機器の設計・製作が、各製造メーカで精力的に進められている。 本研修会では、新規参入メーカから世界的にも有名な製造メーカまでを含めた各社の特徴(製造可能範囲、得意な水車型式等)及び技術動向を紹介する。また、合わせて産学連携による水車の技術開発事例についても紹介する。 |
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16 日 |
9:15 ~ 10:40 |
近年の異常気象と災害について ~局地的豪雨の発生メカニズムと 最新の予測技術~
一般財団法人 日本気象協会
事業本部 環境・エネルギー事業部 専任主任技師 小 笠 原 範 光 |
近年、増加している局地的大雨等の異常気象、そのメカニズムは?地球温暖化との関係は?最新の知見を踏まえた監視・観測技術を紹介する。さらに、局地的大雨の予測技術の現状及び、新たに利用可能となった気象予測や流出予測について特徴や活用方法を紹介する。 1.近年の気象・災害状況について 2.局地的降雨の発生メカニズムと監視技術 3.最新の気象予測・出水予測技術等 |
10:55 ~ 12:20 |
耳川水系総合土砂管理計画における ダム改造計画について
九州電力株式会社
耳川水力整備事務所 ダム計画・工事G 副長 向 原 秀 樹 |
耳川流域では、平成17年、台風14号により大規模災
害が発生した。この時に多数の斜面崩壊による河川等への土砂流入が被害を拡大させた一因となったことから、河川管理者である宮崎県を中心とする流域関係者
一体で「耳川水系総合土砂管理計画」を策定し、連係した取り組みを実施している。 今回は、「総合土砂管理計画」の概要と、この中で九州電力㈱が取り組んでいるダム通砂のためのダム改造計画について紹介する。 |
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13:20 ~ 14:45 |
最近の水力土木設備保守技術について ~新たな止水工法、防食技術 他~
東京電設サービス株式会社
ES本部管路保全工事センター課長 佐 藤 亘 土木技術工事センター課長 中 村 雄 司 |
近年開発したコンクリート構造物の打継ぎ目における変位に追随して再漏水を防止する新しい漏水補修技術(STTG工法)、並びに金属の腐食を防止するため熱可塑性高分子ポリマーを用いた弾性防食技術(エンバイロピール)を紹介し、水力設備への適用についても提案する。 さらに、近年における水力発電所水圧鉄管の調査・診断・維持管理の動向及び手法について紹介する。 |
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~14:50 |
閉 会 (一財)新エネルギー財団 |
注:テーマ、内容等が変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
http://www.nef.or.jp/topics/20150810.html
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