中国電力、西ノ島変電所でハイブリッド蓄電池設備の竣工式

中国電力は２０日、島根県の隠岐諸島にある西ノ島変電所（島根県西ノ島町）でハイブリッド蓄電池システムの竣工式を開催した。苅田知英社長や平口洋環境副 大臣、升谷健・西ノ島町長など関係者約７０人が出席。玉串奉てんなど神事を行い、今後の安全と順調な運転を祈願した。苅田社長は竣工式を迎えたことについ て「大変うれしく思っている」と話した。今後３年間にわたって実証実験を行うことに関しては「技術面、コスト面の課題を解決したい」と述べた。

ハイブリッド蓄電池システムはナトリウム硫黄（ＮＡＳ）電池とリチウムイオン電池を組み合わせ、再生可能エネルギーの出力変動を吸収する国内初の実証事業 で使用される。エネルギー管理システムは三菱電機製、ＮＡＳ電池は日本ガイシ製、リチウムイオン電池はＧＳユアサ製を使用している。（２面）

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20151021_01.html