シャープ、太陽光発電を縮小 追加リストラ…米子会社売却を検討

シャープが、２０１０年に約２４０億円で買収した米国の太陽光発電会社「リカレント・エナジー」（カリフォルニア州）を売却する方向で検討していることが、２１日分かった。追加リストラの一環で、海外の太陽光発電事業を大幅に縮小する。

　太陽電池の生産・販売に加えメガソーラー（大規模太陽光発電）の設計から建設、メンテナンスまでを一貫して手がける体制についても見直す。太陽電池の生産については堺工場（堺市）に集約して効率化する。

　シャープは金融機関から追加の支援融資を受けるため、人員削減や給与・賞与カットといったリストラにより黒字転換を図る再建計画を作成している。みずほ コーポレート銀行や三菱東京ＵＦＪ銀行など主力取引銀行に週明けにも提示する見通しで、リカレントの売却についても計画に盛り込む方向で調整している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120921-00000011-fsi-bus_all