再生可能エネ供給、３０年度に９割超へ 南相馬市がビジョン

　福島県南相馬市は２４日、再生可能エネルギーの導入目標を盛り込んだ再生エネルギー推進ビジョン案を公表した。脱原発を見据え、２０２０年度に市の消費電力量の３分の２、３０年度に９０％以上を再生可能エネルギーで賄うとしている。

　案によると、人口減と発光ダイオード（ＬＥＤ）照明の導入で省電力を推進。０９年度の市の年間消費電力量（４６万５０００メガワット時）を１００とした 場合、２０年度に９３、３０年度に８６に減らす。その上で、太陽光や風力、小水力発電を取り入れて２０年度に消費電力の６４％、３０年度には９３％を再生 可能エネルギーで供給する。

　市は９月１２日まで市民の意見を募り、９月下旬にビジョンを決める。
　桜井勝延市長は脱原発を掲げ、１４年度までに東芝などが１０万キロワット級の大規模太陽光発電所（メガソーラー）を整備する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120825-00000010-khks-l07