かながわ経済：横浜・窪倉電設、新潟・燕市にメガソーラー 東北電に売電開始 ／神奈川

電気工事業の窪倉電設（横浜市港北区）が新潟県燕市に設立したＰＶＰ　ＪＡＰＡＮ（窪倉敏社長）は２２日、メガソーラー「ＴＳＵＢＡＭＥ　Ｓｉｔｅ」を完成させ、東北電力に売電を始めた。同社は東北など３カ所で同様の発電所を計画している。
　メガソーラーは出力１メガワット以上の太陽光発電所で、「ＴＳＵＢＡＭＥ　Ｓｉｔｅ」は２２日も６メガワット時以上を発電した。住宅用と同じ日本製ソー ラーパネル７２００枚を設置。季節により１５～４５度で角度を変えられるようにして効率を高め、雪国対策として、パネルの間に隙間（すきま）を設けて雪が 滑り落ちるようにした。

　燕市は使い道が決まっていなかった廃棄物最終処分場跡地約４万平方メートルを無償貸与し、１メガワット規模のメガソーラーを設置できる事業者を公募。応募した３社から窪倉電設を採用した。
　窪倉電設はメガソーラーの建設実績はあるが、運営・管理は今回が初めて。太陽光の電力買い取り価格が１キロワット時４２円と決まってメガソーラー開設に追い風となっており、同社は全国展開を進める。【福井聡】

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