Sunday 29 November 2015

電気自動車の中古蓄電池、ドイツで再利用も含めたリサイクルチェーン確立へ

今回の取り組みは、ドイツの自動車メーカーであるダイムラー(Daimler)とスマートハウスを展開するモビリティハウス(Mobility House)、エネルギーサービスプロバイダーのGETECが合弁会社を設立し、リサイクルおよび水処理関連企業であるルモンディス(REMONDIS) を通じて、電力の供給の安定化需要に向けた販売を行うもの。

 電気自動車(EV)での使用済みバッテリーを活用し、これらを組み合わせた定置型蓄電池システムをヴェストファーレン州のリューネン市に設置す る。この蓄電池システム容量は13MW(メガワット)である。ダイムラーでは、この蓄電池システムをリユースする取り組みについて「電気自動車の環境への 貢献度を向上させ、経済的な効率も高めるものだ」とコメントしている(図1)。

photo 図1 定置型へとリユースされた電気自動車用の蓄電池 出典:ダイムラー
 
これらの連携により目指すものは、電力の効率的な活用とともに、蓄電池の効率的なリサイクルチェーンの実現だ。それぞれの企業がこのリサイクル チェーンで重要な役割を担う。バッテリーシステムの再処理や製造を行うACCUMOTIVE、これを電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHEV)な どに活用するダイムラー、さらに電気自動車用電池として寿命を終えたバッテリーを定置型の電池として再利用(リユース)するモビリティハウスと GETEC、そして全てのライフサイクルの最後に原材料ベースとして再び生産工程に戻すルモンディス、という形である(図2)。
photo 図2 定置型へとリユースされた電気自動車用の蓄電池(クリックで拡大)出典:ダイムラー
 
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http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1511/24/news039.html

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