Sunday 29 November 2015

規制委、年内にも玄海の現地調査へ-規制委安全審査 

東京電力の原子力安全改革を監視する原子力改革監視委員会(委員長=デール・クライン元米国原子力規制委員会委員長)は20日、東京・内幸町の東電本社で 会合を開いた。委員会はこれに先立ち、柏崎刈羽原子力発電所の設備や緊急時対応訓練の内容を視察。視察を踏まえ「東電の取り組みには進歩が感じられるが、 引き続き高みを目指してほしい」(クライン委員長)と提言した。

同委員会は外部の視点から東電の原子力安全改革の取り組みを監視・評価している。会合は東電の原子力安全改革プランの進捗を確認するため不定期で開催しており、今回が10回目。
冒頭あいさつしたクライン委員長は、柏崎刈羽でケーブルの敷設に問題が見つかったことに触れ「ポイントは東電自らが問題を発見したこと。これは組織の中に 安全文化が浸透していることを表す一つの材料だ」と話した。福島第一については「事態を安定させようという段階から、サイト全体をクリーンにするという段 階に移った」との見方を示した。

バーバラ・ジャッジ副委員長は柏崎刈羽での視察を通じて「経営幹部層から現場のスタッフに至るまで、プラントの隅から隅まで、東電が効率重視から安全重視の文化に変わってきたことが見て取れた」と評価した。(2面)

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20151124_03.html

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