Sunday, 29 November 2015

ガス火力と原子力を中核に-英政府、エネ政策で新方針 

英国のラッド・エネルギー・気候変動相は先週18日、エネルギー政策に関する新たな方針を発表した。発電分野では天然ガスと原子力を将来の中核と位置付け る一方、石炭火力は原則2025年までに閉鎖することを表明。
今月末からパリで開催される国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)を目前 に環境対策で一歩踏み込んだ形だが、現地報道などでは石炭火力をガス火力に置き換える電源投資が円滑に進むかどうかは「不確実」と指摘する声もある。
ラッド氏はロンドンの土木技術者協会で行われた講演で同方針を表明。石炭火力の閉鎖に関しては来春からコンサルテーション(意見聴取)を進める意向を示した。
◇株価急落招く
二酸化炭素回収・貯留(CCS)付きの設備は否定していないが、講演では石炭を「最も炭素集約的で、大気を汚染する化石燃料」とするなど厳しい表現が目立 つ。「脱石炭火力宣言」とも取れる内容に、18日の講演後には石炭火力の発電事業者の株価は急落した。(2面)

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20151126_01.html

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