ＮＹ原油（27日）：大幅安、供給超過の深刻化を警戒－週間ではプラス

　　（ブルームバーグ）：27日のニューヨーク原油市場でウェスト・テキサス・インターミディエート（ＷＴＩ）先物は大幅下落。世界的な供給超過が さらに拡大する兆候が嫌気されたほか、ドル相場上昇で商品投資の妙味が低下した。週間では１カ月ぶりの値上がりで終えた。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル（ニューヨーク）のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話取材に対し、「市場は供給超過になっている」と指摘。「ドルの強さは商品価格に下押し圧 力をかけ続けている。上海総合指数の大幅下落と欧州でのテロは中国、および欧州経済への不安を深めている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）のＷＴＩ先物１月限は1.33ドル（3.09％）安い１バレル＝41.71ドルで終了。前日は感謝祭の祝日で立ち会い取引は休場。この日は短縮取引だった。週間では3.3％の値上がり。

原題：Oil Pares Weekly Advance as Global Supply Glut Seen Growing（抜粋）

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYGBVY6S972B01.html