Sunday, 22 September 2013

OISTで新エネ実験 太陽光発電など効率化

院大学(OIST)の北野宏明教授が考案した太陽光発電など再生可能エネルギーを安定供給する新技術「オープンエネルギーシステム(OES)」の実用化に 向けた実験が、OIST内で開始されることが分かった。今月から教職員宿舎の屋上へのソーラーパネル設置が始まっており、11月末までに実験環境を整備し データの収集・解析に入る。(銘苅一哲)
 実験は、県の「亜熱帯・島しょ型エネルギー基盤技術研究事業」を活用。本年度は約1億6千万円、来年度は約2億円の資金補助を受ける。県内企業の沖創工もソーラーパネル設置など実験のための施工技術で参加している。
 ソーラーパネルによる発電はすでに一般家庭にも普及が進んでいるが、発電量は日々変化する日照量に左右されるため不安定な面がある。
 OESは複数の家庭を直流のマイクログリッド(送電線)でつなぎ、電力を共有し合うことで効率的な発電と電力消費を可能とする。日照量にむらがあった場合でも、複数の家庭のパネルで得た電力をソニーの開発した蓄電池に蓄えることで、天候に左右されない環境をつくる。
 さらに、生活サイクルは人によって異なるため、人が不在がちな家庭で生まれた電力を、家に人がいることが多い家庭に回すなど電力消費の効率化も図る。
 実験には一定の規模と複数の家庭の協力が必要なため、システム考案者の北野氏が勤務し、数棟の教職員宿舎を持つOISTに白羽の矢が立った。当面の実験では、各家庭のエアコンの使用状況のデータを集める。

 北野氏はOISTのホームページ上で、OESを離島や発展途上国でのインフラ整備に応用する考えを示している。資金を補助する県も「県内離島での活用だけでなく、沖縄がこうしたエネルギー関連の開発技術のための地域として発展することにもつながる」と期待している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130922-00000003-okinawat-oki

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