Sunday, 23 February 2014

<日本アジアグループ>証券化スキームでメガソーラー3カ所完成

日本アジアグループはこのほど、傘下の太陽光発電所開発会社「JAG国際エナジー」が、証券化スキームによる資金調達で、出力1メガワット以上のメガソー ラーを国内に3カ所完成させたと発表した。同グループが掲げてきた「金融と技術の融合」の新たな事例で、各発電所について「地域の環境価値の向上と再生可 能エネルギーの普及啓発にも役立てたい」と話している。
 完成したのは「杵築ソーラーウェイ」(大分県杵築市)と「宇佐ソーラーウェイ」(同県宇佐市)、「サイカチ山ソーラーウェイ」(栃木県那珂川町)の3カ 所。杵築ソーラーウェイは杵築市が所有する山間部の整地済みの土地約3万7000平方メートルを活用し、太陽光パネル9156枚を設置。総出力は約2メガ ワットで、一般家庭の600世帯分(同社調べ)に相当するといい、発電した電力はすべて九州電力に売電する。

 宇佐ソーラーウェイは、民間所有の休遊地約1万5090平方メートルを活用し、太陽光パネル3752枚を設置。総出力ワット数は約1メガワットで、一般家庭の300世帯分(同社調べ)に相当するといい、発電した電力はすべて九州電力に売電する。

 サイカチ山ソーラーウェイは、民間所有の休遊地約5万5173平方メートルを活用し、太陽光パネル7140枚を設置。総出力ワット数は約1.8メガワットで、一般家庭の540世帯分(同社調べ)に相当するといい、発電した電力はすべて東京電力に売電する。

 日本アジアグループは昨年5月には、北海道の道東地域(釧路・十勝地区)に建設する5カ所のメガソーラーに対して、新生銀行と三菱UFJリースからプロ ジェクトファイナンスにより約16億円の資金調達を行ったが、証券化による資金調達は今回が初めてで、昨年11月に3カ所のメガソーラー事業のプロジェク トファイナンス部分を証券化し、機関投資家から約15億円の資金調達を行っていた。

 同グループは今後も「再生可能エネルギー事業推進のため、証券化などの金融技術を活用し、多様な資金調達方法を創出する」といい、「太陽光発電所開発事 業によって、地球温暖化問題や自然災害から生活を守り、持続可能な社会の形成に貢献することを目指したい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000003-maiall-bus_all

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