Sunday, 23 February 2014

「長崎は重要拠点の位置づけ」 三菱日立パワーシステムズ社長

日立製作所と三菱重工業の火力発電事業を統合した新会社「三菱日立パワーシステムズ」(横浜市西区)の西沢隆人社長が21日、三菱重工長崎造船所(長崎市 飽の浦町)で記者会見を開き、火力発電用のボイラーや蒸気タービンを製造する長崎工場について「当社にとって重要な製造拠点と位置づけており、ここが頑張 らないと全体の成長も望めない」と述べた。
                   三菱日立パワーシステムズは1日に発足し、火力発電や地熱発電の開発・製造のほか、環境装置や燃料電池事業を手掛ける。長崎造船所内の関連部署も、パワーシステムズに移管され、長崎工場となった。

 長崎工場の陣容について西沢氏は「人員を増やすことはあっても、人員削減は全く考えていない」と語った。

 火力発電事業で日本企業は、米ゼネラルエレクトリック(GE)や独シーメンスなどと受注競争を繰り広げている。

 三菱日立パワーシステムズは、これまで両社が培ってきた技術を生かし、競争力を高めることでグローバル競争を勝ち抜こうと統合に至った。

 今後は、発電効率を高めたガスタービンや新型石炭火力の開発・製造を、事業の柱にする。

 西沢氏は記者会見で、年間売上高を現在の1・3兆円から、平成32年に2兆円にし、GEやシーメンスを追い越すとの目標を掲げた。このうち長崎工場の売上高は、現在より2千億円多い5千億円程度と見込んでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000046-san-l42

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