Wednesday, 25 December 2013

県営太陽光発電所が発電スタート 村山

県が村山市楯岡笛田で建設を進めていた太陽光発電所(メガソーラー)が完成し、25日に発電を開始した。公営のメガソーラーとしては県内初めてで、民間を含めると6番目。
 県企業局公営事業課によると、発電パネルは県産、国産、外国製の3種類を使い、2.6ヘクタールの敷地で計約4900枚を使用。発電規模は1000キロ ワットで、年間発電量は一般世帯310戸分に相当する。試験調整を経て、来年1~2月に東北電力への売電を開始する予定。

 積雪の多い本県で、雪の影響による発電効率の低下が不安視されていることから、懸念を払拭(ふっしょく)しようと7月に着工。11月中の完成を予定していたが、国内で同様の事業が活発化していることから資材の納入が遅れ、12月下旬にずれ込んだ。事業費は約5億円。

 現地で同日行われた発電開始式で、小松喜巳男県企業管理者は「詳細なデータや雪の中での維持管理の所見を広く県民にPRし、導入促進につなげたい」とあいさつ。関係者がテープカットした後、小松管理者が発電開始のスイッチを押し、発電を開始した。

 県は県エネルギー戦略に沿って再生可能エネルギーの導入拡大を進めている。2030年までに再生可能エネルギーの開発量101.5万キロワットを目指す内容で、太陽光発電で全体の3割に当たる30万5千キロワットを賄う計画となっている。

山形新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131225-00000577-yamagata-l06

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