中国石油化学工業(シノペック)が発表した「フ陵シェールガス田」(重慶市フ陵区)の大規模商用開発のニュースが中国エネルギー業界を沸かせている。中国
ではシェールガスの開発によってエネルギー需給の構造調整が加速し、省エネや大気汚染の緩和にもプラスになると期待されている。
中国化工報が28日伝え た。
新華社によれば、シノペックの蘇樹林董事長は24日、探査において飛躍的な進展を遂げたことを理由に、「フ陵シェールガス田」の商用開発を前倒しで行うことを発表した。同ガス田の年間生産能力は2017年に100億立方メートルに達する見込みだ。
報道によれば、同ガス田の資源量は2兆1000億立方メートル、14年末までに生産能力を年間18億立方メートルとし、15年末には年間50億立方メートルとする計画だ。
中国石化連合会産業発展部の孫偉善主任は、「エネルギーの輸入依存度が年々上昇し、高止まりした石炭消費によって深刻な大気汚染にも見舞われている中国にとって、シノペックのシェールガスの商用開発に向けた飛躍的な進展は重大な意味を持つ」と語った。
中国国内で1年間に必要となる天然ガスの量が2000億立方メートルにのぼることを考えれば、フ陵シェールガス田の生産量は“微々たるもの”にすぎないが、エネルギー需給の構造調整に向けた前進であることには変わりない。
一方、孫偉善主任は、シノペックが「フ陵シェールガス田」の商用開発を行ううえで、生産コストの低減やパイプラインの整備、販売価格の設定やマーケットの開拓など、多くの課題をクリアしなければならないと指摘した。
シノペックの幹部によれば、100億立方メートル規模のフ陵シェールガス田が稼働すれば、毎年1200万トンの二酸化炭素を削減できるほか、30万トンの二酸化硫黄、約10万トンの窒素酸化物も同時に削減できるという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140331-00000001-scn-bus_all
中国化工報が28日伝え た。
新華社によれば、シノペックの蘇樹林董事長は24日、探査において飛躍的な進展を遂げたことを理由に、「フ陵シェールガス田」の商用開発を前倒しで行うことを発表した。同ガス田の年間生産能力は2017年に100億立方メートルに達する見込みだ。
報道によれば、同ガス田の資源量は2兆1000億立方メートル、14年末までに生産能力を年間18億立方メートルとし、15年末には年間50億立方メートルとする計画だ。
中国石化連合会産業発展部の孫偉善主任は、「エネルギーの輸入依存度が年々上昇し、高止まりした石炭消費によって深刻な大気汚染にも見舞われている中国にとって、シノペックのシェールガスの商用開発に向けた飛躍的な進展は重大な意味を持つ」と語った。
中国国内で1年間に必要となる天然ガスの量が2000億立方メートルにのぼることを考えれば、フ陵シェールガス田の生産量は“微々たるもの”にすぎないが、エネルギー需給の構造調整に向けた前進であることには変わりない。
一方、孫偉善主任は、シノペックが「フ陵シェールガス田」の商用開発を行ううえで、生産コストの低減やパイプラインの整備、販売価格の設定やマーケットの開拓など、多くの課題をクリアしなければならないと指摘した。
シノペックの幹部によれば、100億立方メートル規模のフ陵シェールガス田が稼働すれば、毎年1200万トンの二酸化炭素を削減できるほか、30万トンの二酸化硫黄、約10万トンの窒素酸化物も同時に削減できるという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140331-00000001-scn-bus_all
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