Wednesday 25 December 2013

インド、太陽光発電の能力拡大 新たに175万キロワット設置

インドは来年以降、太陽光を利用した発電が大幅に拡大する見通しだ。同国の太陽光発電導入計画「ジャワハルラル・ネルー国家太陽エネルギー発電計画 (JNNSM)」は、国内の太陽光発電能力を2017年までに1000万キロワット、22年には2000万キロワットに引き上げることを目指している。現 地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
 世界銀行はJNNSM第1期(10~13年)に関する報告書で、インドの太陽光発電能力がこの3年間で3万キロワットから200万キロワットに増加した とし、今後、太陽光発電で世界をリードする存在になると予測している。また、JNNSMの推進により、インドの太陽光発電コストは1キロワット時当たり 0.15ドル(約16円)と世界でも安価でコスト競争力を高めていると指摘した。

 一方、22年までの目標達成の課題として、太陽光発電への低利融資の拡大や、太陽光発電所建設に必要な資材の供給網整備などを挙げている。加えて、発電コストをさらに引き下げて効率的な発電を促進するためにも、大規模太陽光発電所の建設推進が必要と説く。

 米調査会社メルコム・キャピタル・グループの最新調査によると、今年のインドは国内経済の低迷を受け、太陽光発電所の建設の伸びが鈍化した。にもかかわ らず、今年11月末時点で昨年の総発電能力とほぼ同じ90万キロワット分の太陽光発電所が新たに設置され、来年は175万キロワット分の新設が予測されて いる。(ニューデリー支局)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131224-00000005-fsi-bus_all

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