Tuesday, 25 March 2014

<再エネ賦課金>14年度は月額225円に

 経済産業省は25日、太陽光など再生可能エネルギーで発電した電気の買い取り費用を電気料金に上乗せする「賦課金」が、14年度は標準家庭(電気使用量 が月300キロワット時)で月額225円になると発表した。13年度は120円(旧買い取り制度の賦課金を含む)だったが、買い取り量が増える分、消費者 負担が重くなる。4月利用分から適用する。
 再エネで発電した電気を電力会社に一定価格で買い取るよう義務付けた固定価格買い取り制度(FIT)では、電力会社が買い取り費用を賦課金として電気料 金に転嫁することが認められている。主力の太陽光はFITが始まった12年7月から13年末までに684.5万キロワット(容量ベース)の設備が稼動して いるが、14年度は新たに約700万キロワットの設備が運転を始める見通しだ。

 14年度に新たに設備認定される太陽光の買い取り価格は10キロワット以上の非住宅用で1キロワット時当たり32円で、13年度と比べると4円引き下げ られる。しかし、既設の太陽光については従来の価格(13年度36円、12年度40円)での買い取りが続く仕組みのため、買い取り量が増える分だけ賦課金 も膨らむ。

 経産省は賦課金の計算方法を見直すことも決定。電力会社が再エネの電気を買い取った分だけ削減できる自社の発電コストについて、14年度から多めに見積もることで、家庭などの電気料金に上乗せされる賦課金を月額数円程度抑える措置を講じた。【大久保渉】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000117-mai-bus_all

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