三沢市のNPO
法人「青森バイオマスエネルギー推進協議会」(高橋博志理事長)は昨年11月から、同市新町2丁目の工場で、木質ペレットの本格生産に取り組んでいる。て
んぷらの廃油を再利用した発電機と太陽光発電で設備を稼働、商業用電力に頼らない「自立型」は日本初という。高橋理事長は「(木質ペレットを)県南地方に
普及させたい」と意気込む。
木質ペレットは、製材の過程で出た不要な「おが粉」やかんなくずを圧縮成型した固形燃料。環境保全への関心を背景に、発熱量の高さと価格の安さから年々、注目を集めている。青森県内では同法人のほか、八戸、五所川原、中泊の3市町に1カ所ずつ工場がある。
建材販売業を営み、自らも約200ヘクタールの山林を所有する高橋理事長。3年前に製材業から撤退し、間伐材の有効利用と山林保全の必要性に迫られた 際、木質ペレットに着目した。「灯油が1リットル90円を超えると木質ペレットの方が安くなる。環境にも優しい」と利点を語る。
製造ラインの導入経費約1億円は自力で調達した。原料のおが粉は上北森林組合(七戸町)から納入。乾燥、圧縮成型などの設備を動かす電力は自前で賄い、高橋理事長は「化石燃料を使わないのも理想型」と胸を張る。
製品は10キロ入り1袋550円(税込み)。ストーブ1台で一冬に1・5トン程度のペレット燃料を消費するとされ、同法人は当面、年間600トンの生産 を目指し、3年後には普及拡大を見込み1500トンまで増産したい考え。現在は直販のみで、50件程度の申し込みがあるという。
4月20日には工場で、木質ペレットの意義を広める講演会などを開催。東京のNPO法人と連携し、同日に明治神宮で行われるイベントとネットでつなぐ予定。問い合わせは青森バイオマスエネルギー推進協議会=電話0176(53)4175=へ。
木質ペレットは、製材の過程で出た不要な「おが粉」やかんなくずを圧縮成型した固形燃料。環境保全への関心を背景に、発熱量の高さと価格の安さから年々、注目を集めている。青森県内では同法人のほか、八戸、五所川原、中泊の3市町に1カ所ずつ工場がある。
建材販売業を営み、自らも約200ヘクタールの山林を所有する高橋理事長。3年前に製材業から撤退し、間伐材の有効利用と山林保全の必要性に迫られた 際、木質ペレットに着目した。「灯油が1リットル90円を超えると木質ペレットの方が安くなる。環境にも優しい」と利点を語る。
製造ラインの導入経費約1億円は自力で調達した。原料のおが粉は上北森林組合(七戸町)から納入。乾燥、圧縮成型などの設備を動かす電力は自前で賄い、高橋理事長は「化石燃料を使わないのも理想型」と胸を張る。
製品は10キロ入り1袋550円(税込み)。ストーブ1台で一冬に1・5トン程度のペレット燃料を消費するとされ、同法人は当面、年間600トンの生産 を目指し、3年後には普及拡大を見込み1500トンまで増産したい考え。現在は直販のみで、50件程度の申し込みがあるという。
4月20日には工場で、木質ペレットの意義を広める講演会などを開催。東京のNPO法人と連携し、同日に明治神宮で行われるイベントとネットでつなぐ予定。問い合わせは青森バイオマスエネルギー推進協議会=電話0176(53)4175=へ。
デーリー東北新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140323-00010001-dtohoku-l02
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