Sunday, 23 March 2014

ため池の太陽光発電 水を抜いても順調に稼働 小野

 兵庫県小野市浄谷町の農業用ため池「浄谷新池」で、水面に浮かべる「フロート式太陽光発電」が、水を抜かれた農閑期も、順調に稼働している。2013年7月から実証実験に取り組む北播磨県民局は「全国初の試みとして、実験データを積み重ねたい」とする。
 二つの島状の浮き(232平方メートルと256平方メートル)で実験。どちらにも発電パネルを80枚並べ、パネルの傾斜角度を10度と20度に設定した。

 2月下旬から池の水を抜いた状態で発電を続け、3月初めまでのデータを取った。県社総合庁舎(加東市社)屋上にある太陽光発電装置と比べ、同じ時期の発 電効率は約1・2倍だった。池の水を抜く直前に発電装置の部品を変えたため単純に比べられないが、部品を変更前の発電効率は庁舎屋上と比べ、約1・1倍 だったという。

 「実験では予定通りの発電ができている」と同県民局。ほかの東・北播磨地域のため池でも、民間企業体による同様の発電計画が複数浮上しているという。(田中靖浩)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140322-00000003-kobenext-l28

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