再生可能エネルギー導入による福島市土湯温泉町の復興と再生に取り組む「元気アップつちゆ」は24日、同市で記者会見し、温泉の熱でも発電できる「バイナリー発電」を来年7月、小水力発電を今年11月にも開始すると発表した。
計画によると、バイナリー発電は、同温泉の源泉で今年9月に建設に着工、来年6月から試運転を開始する。発電出力は400キロワットで、年間発電量280万キロワット時を見込む。このうち245万キロワット時を売電し、収益は約1億円の見込み。事業費は7億600万円。小水力発電は、今年4月に東鴉川第3砂防堰堤(えんてい)の上流部を取水口とする出力140キロワットの発電設備の建設に着手。年間117万キロワット 時の発電量を見込み、うち92万キロワット時を売電する。収益は約3300万円の見通し。施設周辺には見学施設も建設する。事業費は3億3800万円。
同社は、運営会社としてバイナリー発電で昨年10月に「つちゆ温泉エナジー」、小水力発電で「つちゆ清流エナジー」の2社を設立した。両社の社長に就い た加藤勝一元気アップつちゆ社長は「温泉の活用実証拠点として観光の目玉になる」と述べ、温排水などを利用した旅館の冷暖房や魚介類の養殖場構想も示し た。「将来的には再生可能エネルギーを学ぶエネルギーミュージアムを造りたい」と語った。
福島民友新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140125-00010013-minyu-l07
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