Sunday, 15 September 2013

川重:造船70人配転でコスト削減、LNG船受注へ態勢整備-村山社長

三井造船との統合交渉を白紙に戻した川崎重工業は、世界的な供給過剰で収益が圧迫されている造船事業について、従業員の配置転換などでコストを削減、今後は米国のシェールガス輸出が動き出すのをにらみ液化天然ガス(LNG)船の建造で収益を確保したい考えだ。

村山滋社長が9日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。村山氏によると、造船所の操業低下に伴い、主力拠点である坂出工場の従業員70人を ガスエンジンや航空部品、油圧機器などを手掛ける神戸市や愛知県の工場へこのほど配置転換した。併せて製造工程のコスト削減も進めている。
その上で、川重が特化しているLNG船について、「これからシェールガス革命でLNG船の需要が期待できる」と述べ、米国が日本などへLNGを輸出するプ ロジェクトからの受注獲得に期待を寄せた。また中国でコスト競争力のあるLNG船を合弁で建造することも検討するという。実現すれば日本企業による初の LNG船の海外建造となる。
村山氏によると、造船事業は円高修正でコスト競争力が韓国に近づいたものの、世界的な供給過剰で船価が低迷、足元の事業環境は厳しいという。川重は6月に 長谷川聡社長を解任し、三井造船との統合を白紙に戻したと発表。村山氏は取材で統合協議を解消した理由について、「メリットも当然あるが全体でみてプラス 面、マイナス面を考えるといい話ではないという考えが大勢だった」とあらためて説明した。
川重は造船、航空宇宙、車両、二輪を含め7つの事業(カンパニー)を手掛けており、船舶海洋事業は全体の売上高の約7%。村山氏の出身部門の航空宇宙事業 では、米ボーイング社の新型旅客機787の増産と胴体延長型の787-10の導入に対応するため、2015年をめどに数百億円を投じ、愛知県弥富市の工場 の隣接地に新工場を立ち上げる計画だ。現在弥富市の工場では787の胴体部分を製造しており、新工場の立ち上げで月産14機程度までは対応できるとの見方 を示した。 
記事についての記者への問い合わせ先:東京 菅磨澄 ,msuga@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jason Rogers ;大久保義人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130913-00000034-bloom_st-bus_all

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